摩天楼にソーラー発電所出現−。伊藤忠商事は29日、東京都港区の東京本社ビルの屋上などに設置した太陽光発電システムを報道陣に公開し、本社1階にある発電量表示装置の除幕式を行った。
「伊藤忠商事東京本社ソーラー発電所」と名付けた太陽光発電所システムは、高さ約90メートルの本社ビルと、隣接する商業施設CIプラザの屋上や屋根に太陽光パネル計1000枚を設置した。
システム容量は100キロワット(本社ビル70キロワット、CIプラザ30キロワット)。既存のビルに後付けされた太陽光発電としては最大級の容量を誇る。
発電されたエネルギーは東京本社のビル内で使用。本社ビル3.5フロア分の照明に使用できる電力量が見込まれている。年間想定発電量は年8万6000キロワット時で、戸建て住宅30軒分に相当する。CO2削減効果は年約48トン。
除幕式であいさつした小林栄三社長は「1階のモニターに表示された発電量を見ることで、全社に地球環境保全に対する意識が高まる」と話した。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/environment/374398/大手企業は、環境問題への取り組みをしっかりしていますね。